2016/12/22

独身の頃はあまり食事に気を使わなかったけれど、結婚してからはきちんと3食摂り、しかも食事内容にも気をつけるようになったという男性は多いのではないでしょうか。でも妊活にあたっては、更に健康的な内容を意識するべき。妊娠につながる栄養素をもっと摂るべく、、ビタミンやミネラルたっぷりの食事を心がけたいもの。その摂るべき栄養素と、理由をまとめてみました。
高カロリーで低栄養な食品は避けるべき
ポテトチップスなどのスナック菓子や、カップラーメンなどカロリーは高いけれど低栄養な食品でお腹を満たしていると、必要な栄養が不足する状態に。そうなると精子にも栄養が行かないので、どうしても質が低下してしまい、妊娠する率も下がってしまいます。しかもこうしたジャンクフードには添加物も多いので、多量に摂取していると精子に奇形が発生しやすいというデータもあるのです。
健康な精子を作るためにも、積極的に摂りたい栄養素を5種類ご紹介します。
活発な精子を作る亜鉛
まず注目したいのは、牡蠣やしじみ、ホタテといった貝類、豚レバー、牛肉、カニなどに多く含まれている「亜鉛」というミネラル。精子を作る量が増えて活発な精子を作り、男性器の機能を上げてくれる栄養素で、年齢を経て精子の運動量が低くなっている人にもおすすめです。しじみに含まれるオルニチンはサプリメントでもおなじみですが、疲労回復効果があるので、仕事で疲れている男性にしじみを摂ってもらうのもよいでしょう。
精液を作るアルギニン
ゴマ、アーモンド、大豆や大豆製品、鶏肉に含まれている「アルギニン」は、精子の主成分でもあるアミノ酸の一種です。アミノ酸なので、主にタンパク質が多い食品に多く含まれます。栄養ドリンクなどにも配合されているので、聞いたことがあるのではないでしょうか。アルギニンは細胞の増加を助けるので精子も増やし、しかも精子を活発にする働きがあります。元気な精子を作り出すためにも、積極的に摂取したいものです。
疲労を回復して精力を増すビタミンB1
豚肉は夏バテに効果的と聞いたことはありませんか?これは豚肉に含まれる「ビタミンB1」が疲労を回復させ、ストレスも緩和する効果があるためで、夏バテだけではなく妊活にも効果大です。男性が疲れていると精力も弱まり、精子の活発さも弱まってしまいます。豚肉以外にも大豆、昆布、うなぎ、たらこなどに含まれるビタミンB1を摂って、スタミナアップを図りましょう。
精子を作るムチンの働き
納豆、オクラ、めかぶなどに入っている「ムチン」という栄養素は、アミノ酸やタンパク質の吸収を高めることを助けるので、結果として精子を作ることによい影響を及ぼします。これらの食品に共通する点として、いずれもぬるぬるとした特徴を持っていますが、ムチンは粘性物質なのです。熱に弱いムチンを摂るには、そのままご飯にかけて食べることができる納豆などが適しているでしょう。
抗酸化物質でアンチエイジングを
精子の質を上げるには、男性もアンチエイジングを意識した食生活を送ることも効果的と言われています。そのためには抗酸化作用がある食品を摂るとよいのですが、野菜、果物ではアボカド、バナナ、プルーン、キャベツなどが有効。抗酸化作用がある食品は野菜、果物の他にもたくさんありますが、日本食を選べばふんだんに摂ることができます。
例えば蕎麦、お茶、納豆やワカメは抗酸化作用が高いので、積極的に摂るとよいでしょう。
記事まとめ
こうして見ると、妊活に効果がある栄養素が多く含まれる食品を摂ることも重要ですが、摂る食品のバリエーションを増やすためには、まんべんなく食べるということが結局大切だということも見えてきます。
好き嫌いせず色々な食品を摂って、精子の質を高めたいものですね。