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男性にも生理がある!症状とメカニズムについて

time 2016/10/26

男性にも生理がある!症状とメカニズムについて

男性にも生理にあたる時期があるのをご存知ですか?もちろん女性のように性器から出血したり、生理痛が発生するものではありませんが、ホルモンバランスの乱れによって、男性も気分的な不調や体調不良が起こる場合があるのです。
ただし女性と違って出血がないので生理期間がはっきりしないのと、症状が普通の低調時のものと見分けがつきにくいので、はっきり生理だと診断できるのが難しいもの。とはいえ妊活のためにはパートナーの体調管理も重要です。男性の生理とはどんな症状なのかを知っておきましょう。

男性の生理もホルモンバランスの乱れから

一般に男性の生理と呼ばれる現象は、女性の月経前症候群のようにイライラするといった精神的なものや、体がだるいといった肉体的な不調が定期的に起こることを指します。不調が発生するのは、ホルモンバランスの乱れが発生するためと見られています。これは男性ホルモンに関しても女性同様周期があることから起こるのですが、その周期はだいたい28日とされています。
この周期は20代半ばで安定することが多いので、社会人になってから定期的な不調を自覚する男性も多いよう。

骨盤の開閉が精神にも影響を

骨盤は女性が出産する際、赤ちゃんが生まれてきやすくなるよう開くのですが、それとは関係なく定期的に開閉することが解っています。女性は月経の前後に骨盤が開き、排卵日の前後で骨盤が閉じます。つまり、生理の周期と無関係ではないのですが、男性の骨盤も女性同様開閉していて、それが男性の生理のタイミングとなり、好不調に影響を与えていると言われています。骨盤が閉じている時は体調もよいので精子も盛んに生産され、妊活向きの状態に。ところが骨盤が開いている時は不具合が出やすく、肉体的にも精神的にも不調になるので、精子の生産量も落ちてしまいます。

不調な時期の特徴とは

男性は生理時期には疲れやすくなり、体の重さやだるさを訴える人もいます。そして、やる気が失われ集中力も落ちるので、仕事に影響が出る人も。アグレッシブさは薄れて性欲も落ちるので、セックスの回数も減り、全体的に優しく大人しい印象に。
女性は「プロゲステロン」というホルモンがさかんに分泌される生理前が、太りやすい時期と言われていますが、不調な時期に食べ過ぎてしまう男性もいるのです。妊活に必要な栄養素までシャットアウトしてしまう危険性があるので、妊活中のダイエットはすべきではありませんが、それでも肥満になりすぎるのは妊活によくないと言われています。男女共にストレスにならない程度に、不調時でも食べ過ぎないなどの節制はするように気をつけましょう。

記事まとめ

骨盤は2週間単位で開閉しているので、男性の生理と言われる状態からは時間が経てば回復できます。調子の悪い時にやっきになって妊活に励んでも効果が出ないので、調子の悪さを自覚できる時期はむしろ静養するべき。不調から脱出したらまた妊活をすればよいので、冷製に対処しましょう。生理の時はお互い様という、思いやりを持って接することができればよいですね。